『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』

『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』(中野信子著)を読みました。

どこかのブログで紹介されていて、わたしは思春期から30代前半あたり、メタル系の音楽(どちらかというとハードロックを中心に)に触れてきたこともあり、興味が湧いて図書館で借りました。

で、読んだ感想としては「う~む…」という感じ。

いろいろと脳科学的な観点からメタルの特性やファン心理、その社会的影響などが書かれてるんですが、なんとなく賛同できそうでしっくりこないという。

ところどころ気になったところに付箋を付けながら読んでたんですが、あとで見返してみたら、あまりメタルに関係ないところがほとんどでした。

ただ、

楽器演奏のスキルが、言語習得、分析、リスニング、記憶、語彙といった、これらすべての能力を向上させるのに効果的であるというのです。この研究では楽器の演奏を習得することで、認知機能を司る脳内のさまざまな部位が活性化し、皮質の量が増えたということが明らかになりました。子供はもちろん、大人になってからもその傾向が見られるという研究もあります。

という部分は、ピアノやウクレレと英語学習を趣味にしているわたしとしては勇気づけられた一節でした。本の主旨とは関係ないですが。

ちなみに著者も書いてるようにメタルにはさまざまなジャンルがあり、わたしの場合もともと聴いてたKissやCheap Trick、Deep Purple、AC/DC、Aerosmith、Boston、Scorpionsなどのハードロック系の延長線上にあります。

後に、Iron MaidenやJudas Priest、Metallica、Megadeth、Mr.Bigなどのいわゆる典型的なメタルを聴くようになり、いまでも毎週TVKのハードロック・メタル系音楽番組「伊藤政則のROCKCITY」を観てますが、いわゆるデス声のメタルはあまり興味がなかったりします。

で、この本を読んだあとに思ったんですが、いわゆるデス声系の暗黒なイメージのメタルを念頭に読んだ方が著者の意図するメタルの異端児的世界の意味を感じられたのかも。

まあ題材が題材だけに、とくに知って何かのためになるようなことが書かれてるわけではないので、脳科学者のメタル談義程度に読むのがいいんじゃないでしょうか。

にほんブログ村

にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ のんびり暮らしへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

スポンサーリンク
1st-336×280

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
1st-336×280