今日はJAZZ IN FUCHUに行ってきました。
府中市内の23会場で140のバンドがライブが繰り広げるこのイベント、今年で13回目だそうです。わたしは一昨年から観ていて今回で3回目になります。
23会場もあるわけですが、わたしは3回とも中河原ライフ前にしか行ってません。ここはファンク色が強いからです。といいつつ、60・70年代R&Bやディスコミュージック色もけっこう強いですが。
この会場の今年の参加バンドは下記のとおり。
BIGTOP
T・B・T
あの娘も振り向くオーケストラ
Zubola Funk Laboratory
KC & The TITE
キャホホイ楽団
このうち、KC & The TITEとキャホホイ楽団は昨年もこの会場に出てたバンドですね。
今回で3回目なわけですが、初めて全バンド観ました。席は空いてたんですがずっと立ち見で、会場までの往復も徒歩だったのでけっこう疲れましたが、ひさびさに生のバンドに触れて新鮮な1日でした。
ただ、PAが悪いのか控えめなギタリストが多いのか、ほとんどのバンドでギターがほとんど聴こえないというのはなぜなのか。
とくにT・B・TなんかはT-SQUAREのコピーやってて、ギターもけっこう腕の立つ感じだったのにうっすらとしか聴こえず…もったいない…
そんななか、キャホホイ楽団とZubola Funk Laboratoryは、いいバランスで聴こえて、ちゃんとギターも聴こえてました。
で、思ったんですが、ギターの音を消してしまってるのはホーンセクションやキーボードだったケースが多かったんではないかと。
とくにホーンセクションの音が大きかったような。あんな小さい規模の会場でラッパ部分にマイクを付ける必要があるのかと思うくらい音がキンキンなってました。
キャホホイ楽団はトランペット、トロンボーン、サックスがいましたが、こちらはスタンドマイクで楽器とマイクに少し距離がありました。また、キーボードがいないので言ってみれば、ギター、ベース、ドラムのスリーピースにホーンがあるという形態。ホーンセクションはずっと吹き続けているわけではないので音に心地のよい隙間がありました。
一方のZubola Funk Laboratoryは、今日観たなかでいちばんバランスがよくてかっこよかったです。
ギター、ベース、ドラム、キーボードにサックス&フルートの5人編成のインストファンクバンド。
おそらくはすべてオリジナル曲で、ぜんぶかっこいい。
いでたちも5人中4人はハットを被り、3人は黒いベストでクールな感じ。
ドラムは雨除けのテントのポールも叩くような小技も効く余裕のテクニシャン。
サックス&フルートは渋めのイケメン。サックスのラッパ部分にマイクが付いてましたが適度に力を抜いて演奏しているのか、他のバンドのようにキンキンしないところがまた心憎い。
キーボードは一過言ありそうなちょい悪なおじさんで、ハモンドのXK-3cというこだわりのありそうな電子オルガン。
ギターもESPでこだわりがありそうで、途中あえてアンプ出力を切って客席を廻って生音のカッティングを聴かせるという、今日のギタリストのなかでいちばん押しの強い、これぞギタリストなおっさんでした。
あれくらいの規模の会場だと、これくらいの人数で各楽器の音がしっかり聴こえるくらいがちょうどいいんじゃないかと思いました。
毎年思うんですが、観客の高齢化も進んでいて、体全体でリズムをとるようなノリノリなわりとご高齢と思われる方がが増えてきましたね。
思えば出演者もけっこうおっさんが多いきがしますし、KC & The TITEのボーカルの人なんかも60歳のときにバンドメンバーにもらったという赤いジャケットを着ていて、東京オリンピックやビートルズの来日のときに学生だったそうで、考えてみれば60年代とかの音楽をリアルタイムで聴いてた人たちっていまは60代後半から70代あたりが当たり前なわけですよね。
ま、そんなわたしも50代なかばなわけで、そういう時代の音楽フェスはそれはそれで心地がいいわけです。