見慣れないカード決済装置
6月に金沢に旅行に行ったのですが、そのときに泊まった宿のひとつがゲストハウスっぽいところで、支払いをするときにクレジットカードを出したところ、見慣れない装置を出してきてカードをそれに挿して暗証番号を入力するように促されました。
若干不信感を持ったものの暗証番号を押して決済が完了したあとに、いわゆるクレジットカード決済時に発行されるお客様控えもなく若干不安に思いました。
「なんか怪しい装置にカードを通しちゃったなあ」てな感じです。
ラクテンペイ?
その後、やはり少し気になったので、クレジットカードのオンラインの利用明細をチェックしていたところ、該当する日付にそれと思しき項目が表示されました。
それは利用店名・商品名の欄に「ラクテンペイ 宿の名前の一部」という表示でした。
これを見て最初に思ったのは「楽天ペイ?」ということでした。
わたしが使用したカードはYahoo! JAPANカードで、楽天とはまったく関係ないカードですし、ましてや楽天ペイのサービスを使って決済を使った記憶はないわけで、ますます不信感が募りました。
楽天ペイの店舗向け広告に見覚えのある装置が
その後も利用明細をときどきチェックしていましたが、それ以外に不審なことはなく忘れかけたところに、ローソンの楽天ペイのサービス開始がありました。
で、これに関する記事を書くために楽天ペイのページを見たりしたのが影響してか、ふだん見ているサイトの広告に楽天ペイの広告が表示されるようになりました。それも店舗向けに楽天ペイによる決済を勧める広告が頻繁に。
その広告に出てきた装置がその宿のカード決済の装置に酷似していたのです。
具体的には下記画像の一番右のカードを挿している電卓みたいなやつです(画像は楽天ペイのサイトより)。
ふつうのカード決済だと暗証番号を押すときに指先を隠すカバーなどは付いてなくて、これを宿のフロントで目の前に出されて暗証番号を押せと言われたので一瞬「えっ?」と思った記憶があります。
そういうことか
その後、楽天ペイの店舗向けサイトにより、この端末はクレジットカード決済を導入していない小さな店舗でも低コスト(実質初期費用0円キャンペーン中)でクレジットカード決済はもちろん、EdyやSuica、nanacoなどの主要な電子マネーまで決済できるようになる装置だということがわかりました。
というわけでこれではっきりしました。
別に怪しい決済方法だったわけではなくて、楽天ペイの実店舗決済を導入した宿だったわけですね。だから利用明細にも「ラクテンペイ…」と記載されていたと。
たしかにゲストハウス的な小さな事業主にとっては、こういう敷居の低い形でいろいろな決済方法が導入できるのはありがたいですよね。
ま、これでひとまず安心というわけで。