昨日に引き続き、『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』(森沢洋介著)のネタです。
プログラム5に下記のような文章がありました。
(あなたのための素晴らしいお知らせがあります。)
べつにたいした文章ではないですね。
is か are か
この文章をテキストを見ないリピーティングを何度かしていると、
と言ってしまうことがあります。
これは「some news」を無意識に「いくつかのニュース」と訳してしまっているからだと思います。
あと「news」は不可算名詞ですが、なんとなく複数形的なイメージを無意識に感じている可能性もあります。
some =「いくつか」とは限らない
でも、冷静に考えてみたら、some は辞書をひくと「いくつかの」的な意味が最初にでてきますが、不可算名詞についた場合は、ひとつかどうかわからないんですよね。
このあたりのことを文法書『一億人の英文法』で調べてみると、
some は「ボンヤリある」。数も量も定かではないモノがボンヤリと意識される表現なのです。
~略~
some には「いくつかの」と訳すことができるケースが数多くありますが「some=いくつかの」と覚えないでくださいね。some は数が問題にならない不可算名詞や単数名詞とも結び付くから。(p178)
つまり「いくつかの」とは限らないと。
この文法書では、someが「ボンヤリ」としている例として、some を使った単語、someone、somebody、somewhere、sometime なども例示されています。
someone や somebody なんかだと、
Somebody is Watching Me
なんて is がついてる曲名があるくらいなので、 some があるからといって必ずしも複数ということではないということがイメージできます。
あと some には「ある」という意味があったり、不定冠詞(たとえば「a dog」の”a” )的役割をすることもあるようなので、それ自体がとくに強い意味を持たない使われ方をしているとも考えられます。
一方、news については末尾に”s”が付いてますが、不可算名詞で複数形が存在しないので、be動詞の場合は is を使うので、冒頭の文章で is を使うということは不自然ではないということですね。