昨年のはじめからピアノ（当時はキーボード）を始めて、いまではほぼ毎日練習してます。幼少期にピアノを習ったわけではない初心者です。
初心者なわけですが、いわゆるバイエルとかハノンのようなピアノの基礎練習的なものはやらず、弾きたい曲をひたすら練習するというスタイルでやってきました。
それはバイエルとかハノンとか弾けても人前で弾くわけにはいかないだろうし、そんなものが弾けるようになってるころには生きてないかもしれない、なにより聞くところではかなりつまらない練習のようなので避けてきました。
でまあ、そんなわけで弾きたい曲を練習してるわけですが。やはり壁にぶち当たりがちで、ときどきスランプになったり、あまりの上達の遅さに苦痛すら感じることもしばしば。
まあ、別に誰かに言われて始めたわけでもないですし、何か目標があるわけでもないので嫌ならやめちゃえばいいんですけど、やめるのはいつでもできますし他にもっとやりたいことができればともかく、そうじゃないならこれを続けた先の景色が見たいという一心でやってます。
つまり続けることが大事ということで、スランプや技術的な問題にぶち当たったときは、音楽として楽しいとかよりも何も考えずにできる筋トレ的な反復練習がいいんじゃないかと思い、基礎練習曲集リトルピシュナをかじり始めました。
リトルピシュナは、ハノンと比較される基礎練習のようですが、ハノンよりも飽きにくい、左右の手の動きが違う練習になる、半音階ずつ上がるので調性の訓練にもなるなどといった評判を見て選択しました。
とりかかってる１番は、右手が８分音符で「ドレミファソファミレ」、左手が４分音符で「ミドミソ」というのを４回繰り返して半音ずつ上げて右手の開始の音が「シ」までやるというもの。
これがやり始めてみると、片手だけでやってもけっこう脳みそが疼く感じ。なので両手で通しでやるのはまだまだ無理。
でも、毎日やってると前日よりは少しはできるようになるのがわかり、曲の練習で停滞しているときはピアノ練習を続けるモチベーションになりますし、基礎練習もできるので一石二鳥。
全部で48番までありますが、すべてやるとかそういった気負いはしないで、気分転換で併用していこうと思います。