昨日の記事で待機電力の節電について書きました。
プラグ抜きにのめり込む
待機電力消費量が多いものとしては、冷蔵庫、テレビ、などが筆頭株だと思いますが、パソコンやプリンターなども本体の電源が入っていないときでもACアダプターを触って生暖かったりするとそれなりにエネルギーを消費しているんじゃないかと思ったりします。
そう考えると、うちでいうとHDDレコーダー、プリンター、シュレッダー、洗濯機、電子レンジ、充電式ハンディ掃除機、固定電話の子機、センサーライトなどなど使ってない時でもコンセントにつながっているものはわりとあります。
で、リタイアしたてのおととしの春は家計を管理し始めたこともあって、電気代を少しでも安くできないかと考えて、これらを徹底的にコンセントからプラグを抜くことを始めました。
冷蔵庫以外ほぼすべて対象
冷蔵庫はさすがに冷凍食品類が入っているので常時通電でしたが、そのほかは未使用時は極力コンセントからプラグを抜いていました。
やり始めるとのめり込みがちなわたしは、ちょっとゲーム感覚になってしまい、通常はプラグを抜かないであろうHDDレコーダーや録画機能つきの液晶テレビなんかも、予約が入っていない時間帯はプラグを抜くようになっていました。
ひと月300円程度の節約
その結果、リタイア前は毎月130kwhを超えるくらいだったところ、おととしの7月~昨年の6月の1年間は最低88kwh、最高108kwh、平均すると107kwhとそれなりに改善しました。
1kwhあたりの従量単価で考えると、東京電力の場合120kwhまでは12円52銭、120kwh~300kwhが26円00銭で、その差は13.48円なので、平均使用量が130kwhから107kwhに減少したと考えると、ひと月あたり310円04銭の節約と考えることができます。
代償と反省
ある程度予測はしていたことではありますが、HDDレコーダーや録画機能つきの液晶テレビの録画時間帯にうっかりプラグが抜きっぱなしになったりしたこともありました。
また、そうしているうちにHDDレコーダーが壊れてしまいました。原因はわかりませんがHDDまわりの要因で起動できなくなったようでした。
仮にプラグの抜き差しの増加がHDDなどに悪影響を与えたと考えると、月々300円程度の節約のために何万円もするものを壊したのだとすれば、なんのための節電かということですよね。
あと、カミさんのプラグの抜き忘れなどがあるとムッとしたりして、ムダに自分が不機嫌になる要素を増やしたような気もしていました。
あまり神経質にしなくてもそれなり
で、昨年の7月くらいからテレビは常時プラグイン状態で、ほかは気が付いたときに抜くくらいで、あまり神経質にプラグは抜かなくなりました。
それでも、以降の使用量は最低88kwh、最高117kwh、平均104kwhで、神経質だったときとあまり変わりませんでした。
「気が付いたとき」レベルの節電意識で十分で、神経質になる必要はなかったんだな、と改めて思うわけです。
そもそも論
もともとうちは、エアコンや電気ストーブ、IHクッキングヒーターなどの消費電力が大きめでそれなりに使用時間が多い家電製品がなく、以前から使ってない器具の電源をオフするなど、それほど電気の浪費感覚はありませんでした。
つまり、それほど電気代が高額ではなかったうえに、あまり節電の余地がない状態だったわけで、わずかなコスト削減のために生活レベルが落ちたりするようでは快適なリタイア生活が台無しです。
ゲーム感覚だったとはいえ、なにごともやりすぎはよくないですね。