『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』

『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』(トーマス・マーク著)を読みました。

今年1月に独学で始めたキーボードの足しにでもなればと読みましたが、これはヒットでした。

身体の構造を正しく理解してよりよく動作させる脳内イメージを持つこと(本書ではこれをマッピングと呼んでます)で、故障を防ぎながら自然な動きで良い演奏をすることを目的としています。

身体の骨格や筋肉を図を用いながら、ときおり「やってみましょう」コーナーで実際に自分の体を使って理解を深めるように工夫されています。

自分の身体のことは意外と知ってるようで知らないことが多いのだなと本書を読んでいると感じます。例えば、

指は見た目で手のひらから先のように見えるが、骨格的には手首あたりから始まっている。
手首には関節が3つある。
肩甲骨と鎖骨は肩や背中・胸ではなく、腕の一部。

などなど。特に、

前腕は尺骨(しゃっこつ)と橈骨(とうこつ)という2本の骨から構成されていて、腕を回転するときは尺骨(小指側の骨)を中心に回る。従ってピアノを演奏するときは小指中心の動作を心掛けると自然な動きになる。
緊張せずに楽にコントロールを効かせて、そして力強く演奏するには、手と前腕のアーチを用いることが基本。

あたりは、これを読んでからピアノを弾くときにとくに意識するようになりました。

実際、課題曲として練習している Boogie Woogie Stomp は、左手のベースラインをいままではどちらかというと指で弾いてたんですが、いまいち安定した演奏ができないと感じていましたが、小指を中心とした回転を使って演奏することでいままでよりも楽に弾ける感じがして、安定演奏が望めそうな気がしています。

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