先日の記事で圧力鍋を焦がしてしまい、重曹で掃除したことを書きました。
キャンドゥで食用可の重曹を購入
このとき、使った重曹はキャンドゥで買ったのですが、店には清掃用重曹(300g)と食用に使える重曹(240g)の2種類が置いてありました。
価格的には掃除用のほうが内容量が多くお得だったのですが、鍋を洗うだけだったらそんなに使わないので、食用にも使えるほうが用途が広がると考えて食用に使えるほう(下記写真の「重曹物語」240g)を買って鍋の掃除に使いました。
余った重曹で蒸しパン作りに挑戦
残った重曹の使い道ですが、重曹はベーキングパウダーの代わりに使えるようなので、うちのカミさんが山崎製パンの黒糖フークレエが好きということもあり、蒸しパンを作ってみることにしました。
電子レンジでつくるのが楽
蒸しパンといえば、蒸し器を使うのが本来の作り方だと思いますが、うちにはちゃんとした蒸し器がなく、通常の鍋でもできるらしいのですが、もっと簡単にできないものかと調べて見つけたレシピがクックパッドの「すぐ食べたい☆ふんわり秘密レンジ蒸しパン」です。
このレシピなら、使うのは耐熱容器だけなので作るのも片づけるのも楽だと考えました。
重曹は苦いので酢で中和
最初はこのレシピのベーキングパウダーを重曹に置き換えただけで作ったところ、本当に簡単に蒸しパンができたのはよかったのですが、これが苦いのなんの、食べた後に舌の一部にしばらく違和感を感じるくらいの苦さでした。
そこでネットで調べたところ、「酢を混ぜるとよい」とあったので、少しずつ穀物酢を足してなんどか試した結果、わたしの場合は25g(小さじ5杯相当)で落ち着きました。
最初は酢なんか入れて酸っぱくならないのか?と思ったのですが、どうやら重曹がアルカリ性、酢が酸性で苦みと酸っぱさが中和されるようです。
実際にやってみると酢を入れてかき混ぜるとシュワシュワと泡立って、なにやら化学反応がおきている感じがして、なんだか理科の実験をやってるみたいで面白かったです。
基本の蒸しパン
できあがった蒸しパンですが、ほんのり甘い感じで、これにいろいろ混ぜたりするベースにするにはいい感じなのではないかと思います。
また、できたてふかふかほかほかの蒸しパンは食べててほっこりします。
わたしの分量
上記の元レシピでは分量を大さじ・小さじで表していますが、わたしはキッチンスケールでやるのが楽なので、全体の分量は下記でやっています。
重曹 3g (1.25円)
三温糖 12g (2.44円)
牛乳 50g (7.95円)
マヨネーズ 6g (2.05円)
穀物酢 25g (4.21円)
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※()内はうちの場合の材料費。
※重曹3gは元レシピのベーキングパウダー小さじ1杯より少ないですが、重曹はベーキングパウダーより少なくてよい(ベーキングパウダーは重曹にいろいろ混ぜたもの)らしいので、少なめにしてます。
コストは23円、時間もかからない
上記の分量に材料費を併記しましたが、合計すると約23円(消費税、電気代含まず)と格安で直径約14cmのボウル型容器の深さ6割くらい(材料の重量でいうと140gくらい、ちなみに黒糖フークレエは300gくらい)の蒸しパンができます。
また、作る時間も容器に材料を入れて混ぜて電子レンジでチンするだけなので、トータルで10分もかからず、軽い朝食などにもささっと作れていいかもしれません。
わたしの作り方
基本的に元レシピどおりですが、穀物酢を考慮に入れて下記のようになります。
2.1に牛乳を半分(25g)入れてある程度混ぜる
3.2にマヨネーズを加えてよく混ぜる(粘り気の強いかたまりになる)
4.3に残りの牛乳と穀物酢を入れてよく混ぜる(泡が出てきてサラサラになる)
5.電子レンジ500Wで2分30秒(つまようじをさして何もついてなければOK)
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※太字のところが参考にしたレシピの手順と違うところです。穀物酢が入る分、重量が増えるので電子レンジの時間を長くしてます。
あとは応用するのみ
とりあえず、これで基本の蒸しパンができたので、砂糖を黒糖にしたり、きなこやココアなどを加えたり、チーズやフルーツなどをトッピングしたりと、いろいろできそうです。
野菜や肉をはじめ、ソーセージやベーコン、冷凍食品や缶詰、その他冷蔵庫の余りものなんかを使えば、おかず蒸しパンにもできそうです。
さらに、蒸しパンだけでなく重曹を使ったほかのものも作れそうな気がして、またひとつお金のかからない趣味が増えたのでした。