『しょぼい起業で生きていく』

『しょぼい起業で生きていく』(えらいてんちょう著)を読みました。

わたし自身はリタイアしてから起業したいと思ったことはないんですが、どこかのブログで紹介されてて面白そうなので図書館で予約したやつが忘れたころに回ってきたパターン。

著者は、朝早く起きて満員電車に乗って会社という自分に合わなそうな組織で働きくのはムリといったことから大学を卒業しても就職せず、かといって生活していかなくてはいけない、しかし技術や資産もないという状態で起業、その後事業を展開して成功したという人。

「しょぼい起業」というのは、いきなり借金などしてちゃんとした商売を始めなくて、ある意味究極の身の丈サイズで起業してビジネスを育てていくというもの。

ただ、そのためには、かなりの人間力が必要なようです。

・他人に投資してもらえるような人であること
・タダでも気持ちよく働いてもらえるような人間関係
・ブログやSNS、YouTubeでバズる力

といったようなものでしょうか。

著者は慶応大学経営学部卒業でビジネス的な見識がある上に、若いうちからの宗教への関心や貧困の問題意識などが高いようで、昨年末には「しょぼい政党」という政治団体まだ作ってしまうような活動家であるからこそできたことなんでしょうね。

ただ、すべて真似できなくても、起業が事業計画を立てて資金を作ってから理想の形態で始めないと失敗するという凝り固まった考えではなく「こういうやり方があるんだよ」という点では、これから起業しようという人や、雇われて働くことに馴染めない人などがなんとか生きていくためのヒント集としてはいいんじゃないでしょうか。

個人的には、後半の元「日本一有名なニート」phaさんとの対談が、同じシェアハウス経営という経験があり、考え方が多少は似てる者同志なのかと思いきや、どちらかというとかなり違う方向を見てるというのが読み物として面白かったです。

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